AGV(自動搬送機)見える化システム
AGV見える化システムとは?
AGVは人に代わる輸送手段として、工場や物流倉庫で近年積極的に導入が進んでおります。
しかし、AGVの可視化(見える化)は、まだまだ進んでいないのが現状です。
MINDが提案する「AGV位置見える化」は、今まで見えなかったAGVが、今どこを移動しているかをリアルタイムにPCやタブレットで確認することができます。
また、現在導入されているAGVによっては、異常停止の内容(脱線や電池異常など)も表示できます。 AGVのログを利用して、生産管理に活用いただくことも可能です。
AGV見える化システムの特徴
トラブル発生時のスムーズな対応が実現
AGVの現在位置のみでなく、異常状態をPCやタブレットで確認できるのはもちろん、異常状態を表示機やメール通知、警告音※で周知することも可能です。
AGV運行をわかりやすく管理することができ、トラブル発生時(異常停止)にスムーズに解消することが出来るようになります。
※異常信号を送信する通信機能が必要です
低コストで導入が可能
高額な制御盤をご用意いただかなくともサーバーPCで導入できるので費用を抑えることができます。
設備工事も最小限にでき、少ないハードウェアで見える化が導入可能です。
※ 無線環境がない場合、AP設置工事が必要となります。
メーカー・機種問わず管理可能
AGVの複数メーカー、機種を選ばず複数表示が可能です。
また、AGV以外の移動車両(ポーター・フォークリフト)と連動もでき、倉庫内を一括で管理が可能となります。
※ サーバーPCスペック、表示更新頻度により表示可能台数は変動します
カスタマイズ可能なインターフェイス
【表示画面例】
位置カウンターを元にAGV位置情報やステータスをマップと色分けしたアイコンで視覚的に表示
画面左:マップ画面表示では、全体マップ、
北側マップ、南側マップ等をタブにより切替表示
画面右:各AGVの詳細情報を表示
※同一区間に並んだ際は重複表示
【設定画面(管理画面)例】
設定画面ではAGV状態表示に関する表示文字、表示色を編集が可能です。
ご利用要件
AGV見える化システム導入に必要な機器
・AGV(導入されている場合、買い替えの必要ありません)
・PCやタブレット及び表示機
(どのようにAGVの動きを把握したいかで変わります)
・AGV見える化 キットA or キットB
( AGVの機種やお客様の知りたい情報によってお選びいただきます)
・Wi-Fiアクセスポイント
(受信エリアをカバーできるアクセスポイントが存在する場合、追加の必要はありません
AGV見える化キットについて
AGV 見える化キットは、2種類をご用意しております。
AGVの機種やお客様の知りたい情報によってお選びいただきます。
※A・Bを混在することも可能です。
AGV 見える化キット A(デジタルDI/DO)
AGVをWi-Fiを利用して通信し、AGVから情報を入手。
リアルタイムにPCやタブレット端末に伝達します。
通信内容:位置情報・異常停止及びバッテリー状況等
AGV 見える化キット B(RFID)
AGVとの通信は行わず、RFIDで位置情報のみを取得。
Bluetoothでスマートフォンやタブレット端末に伝達します。
通信内容:位置情報のみ
導入事例
日本最大手トラックメーカー 様
お客様の要望
1. コマ付き台車が50台あり、その台車をAGVでピッキングを行い、
担当者(指定)位置に届け、台車より製品を取り出し後、元の台車位置へ戻す
2. 出庫作業時、担当者が入庫が必要と判断した場合、入庫作業へAGVを行かせ、入庫後、元の台車位置へ戻す
①台車には同じ製品しか積まれていない
②1品種1台車
③ピッキング指示は上位より品番・数量指示
イメージ画像
工場内のAGV稼働導線の確認
お客様の工場内の稼働導線を確認。
稼働導線とご要望をもとに工場内のマップを作成します。
ルート設計
今回はゾーンを5ゾーンに設定し、1つの台車に対し、3つのルートが必要なためそのように設計しました。
入出庫時の動作設計
出庫時は台車を元の位置に戻す場合と、入庫作業に入る場合で分岐するよう設計し、入庫時は元の位置に戻すようシステムを構築しました。
その他にも、それぞれのご要望に合わせたご提案が可能です
大手自動車メーカー 様
お客様の要望
複数メーカー様のAGVの位置及び状態見える化及び交差点制御
交差点前で一時停止させ、その際他の機器がいないかを確認しAGVに対し、スタート許可を出す
タグノバ
矢崎化工様 AGV
シンテック 様 AGV
L&F 様 キーカート
大手トラックメーカー 様
お客様の要望
- 両サイドに棚面が有り、ピッキングシステムと連動させる
- 上位システムより、品番・数量指示が有り、AGVへコース指示を送る
- 棚面を出庫作業者へ向けて停止させる必要が有る為、同じ棚でもタクト(コース)を変えて指示が必要